コラム

複雑さに敬意を払う

 「複雑さに敬意を払うことを忘れない」
そんな言葉を聴いたのは、成人発達理論、インテグラル理論の学びの場だった。

成人発達理論においての人の発達段階の捉え方として
「どれだけ複雑に物事を捉えることができるのか」という測定方法がある。
私も以前測定したことがあるが、かなり低かったような記憶がある。

「クネヴィン・フレームワーク」という、フレームワークはご存知だろうか。
私たちが暮らす生活環境がどのようなものなのかを把握するために有益な示唆を与えてくれるものだ。

 知識管理と複雑科学の応用の分野を研究しているディヴ・スノウデンが
状況や問題を4つのドメインに分類したもので、今自分はどこにいるのか、
この課題はどこなのかと考えるには最適だとお言われているフレームワークだ。

 さて、複雑さの反対は簡単(単純)である。
便利さ、シンプルさ、わかりやすさ、効率化など複雑とは反対のことを
求められることがビジネス界隈では多いような気がする。

 一方、よく考えると「これってここは便利だけれど、ここに不便さが生まれたよね」
という具合に、どこかに不具合が生じている現象はないだろうか。

私たち人間は現象を起こすことが出来ると考えると、
本当にこの課題を解決していいのだろうか、という具合に堂々巡りとなり、
結果「やらないほうがいいかも」とう結論に至ることも多々ある。
良かれと思ってやったことが、結果不具合を生み出すという状況だ。

これは、人間関係でも同じような場面が多々ある。
良かれと思って行ったことが、相手にとっても不必要な事だったという経験はないだろうか。
この認識のズレが生じるのはなぜか。

それは、1人の人間だが中身は複雑だから。
だから、人は面白い。
と言い換えることもできる今日この頃。

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